クエリの名前の決め方のコツ

今日のテーマは、クエリの名前の決め方(命名規則)です。

一般的な命名規則

【テーブル】

  • トランザクション系:T_〇〇
  • マスタ系:M_〇〇

※トランザクションとは、売上データとか請求データとかの、日常で作成・増え続けるタイプのデータを指します

※マスタとは、社員マスタとか顧客マスタとかの、データベースの基本となるタイプのデータを指します

【クエリ】

  • クエリ:Q_〇〇
  • ユニオンクエリ:UQ_〇〇

というようなテーブル名、クエリ名を振ります。

なぜ命名規則があるかと言うと、数が多くなってくると同じような名前が出てきて混乱します。

これを避けるため、一覧で識別できるようにするのです。

ただ、個人的にはクエリに関しては、もっと別の命名規則の方が経験上便利だと思っているので、下記にご紹介します。

※前提として
システムの担当というわけではなく、現場の事務員に毛が生えた程度の使い方をする人向けです。

おススメしたい命名規則

ルール1.番号を振る

 01_〇〇
 02_〇〇
 のようにクエリに番号を振っていきます。
 基本はこの番号順に処理をしていきます。

ルール2.頭にアルファベットを付ける

もし処理に分岐が存在している場合は、頭にアルファベットを付けます。

  • A01_〇〇
  • A02_〇〇
  • B01_〇〇
  • B02_〇〇

ルール3.処理が必要なクエリ名の前か後に「■」を付ける

処理前にデザインビューを開く必要があるものに対して■を付けます。

例えば、年月を都度変更する必要があるクエリなど。
 A01_■〇〇

これらのルールの適用例が下記になります。

命名規則に沿ったことで、上記画面のクエリ名を見て、以下のことが判ります。

  • AとBとCとDは作業目的が違う
  • Aは達成フラグを付与している
  • Bは01で商品の情報を付与、02で役職情報を付与している
  • Dは実行前にデザインを開いて、抽出条件を確認する必要がある

本ルール適用のメリット

このルールの優位な点は3つあります。

メリット1:処理の順番が明確になる

 順番が振られることで、このAccessを使用する人は、どの順番で処理をすべきなのかが理解できます。
 意味が分からなくても、作業だけは出来るのです。

メリット2:処理の意味が異なることが示される

 頭にアルファベットが付くことで、Aグループ、Bグループで行おうとしていることが違うことが判ります。

メリット3:処理の際の注意点がはっきりする

 実際に処理をする際は、出来れば無駄な処理を行いたくありません。
 ■が付いていることで、そのクエリのみデザインビューを開いてみて、中身を確認して処理をすれば良くなります。

この3点が抑えられることで、引継ぎなど、他の人への展開が容易になるのです。

Accessは、デザインなどを用いてガチガチに作りこんでしまうと、他の人への引継ぎが困難になります。

下手をするとメンテナンスが不可能になってしまうケースが、現場レベルでは発生します(ちゃんとしたシステム担当ではないからね)

なので、上記のポイントを抑えることで、デザインなどで作りこむこと自体を不要とし、メンテナンスを容易にすることができます。

同時に、都度開いて意味を再確認させながら処理していくことで、新人が意味を覚えられるようになるメリットがあります。

組織の中で動かしていく上で、こうしたちょっとしたルール作りは、思った以上に重要な効果を発揮すると、私は経験から学びました。
(もちろん、ちゃんとした研修と引継ぎが出来れば一番良いのですが、現実はそこまで甘くないのです。。。)

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