四捨五入など数字の丸め方(書式設定、ROUND、ROUNDDOWN、ROUNDUP、INT関数)

エクセルできれいに表を見せる際に、小数点以下の数字を揃える必要がある時があります。

そんな時は「セルの書式設定」を行う方法と、関数で処理する方法があります。

両者のやり方と違いについてご紹介します。

方法1.セルの書式設定

上記がセルの書式設定で設定したものの例です。

青枠は普通に「5.0」と入力した場合、赤枠はセルの書式設定で「小数点1ケタまで表示」の設定をした場合になります。

青枠を見ると、小数点以下がキリの良い数字の場合、非表示になってしまうことが分かります。

これを表示するために、セルの書式設定を行います。

セルの書式設定のやり方



やり方としては、右クリック→「セルの書式設定」を選択します。

「表示形式」→「数値」→「小数点以下の桁数」を入力→OK

で完了です。

セル1つずつ行う必要はなく、設定したいセルを全て選択した状態で右クリックから行えば、一括で変更することが可能です。

方法2.ROUND関数を使う

方法の2つめとして、関数を使って制御する方法があります。

主に4種類の関数があります。

ROUND関数

ROUND関数は四捨五入を行う関数です。

構造式:ROUND(数値,桁数)

セルC5では、=ROUND(C3,0)
セルC6では、=ROUND(C3,2)

と入力しています。

表示したい桁数の1つ下のケタを四捨五入している形です。

C列では3なので切り捨てられており、E列では6なので切り上げられています。

ROUNDDOWN関数、ROUNDUP関数

ほぼ同じもので、ROUNDDOWN関数とROUNDUP関数があります。

構造式:ROUNDDOWN(数値,桁数)

構造式:ROUNDUP(数値,桁数)

ROUNDDOWNは切り捨て、ROUNDUPは切り上げの処理を行います。

上図を見比べてみると、ROUNDDOWNではE9セルで、「6.66」と3ケタ目以降を切り捨てていることが分かると思います。

また、ROUNDUPはC11、C12セルで「4」「3.34」と1つ下のケタを切り上げていることが分かります。

INT関数

さらに似た関数として、INT関数があります。

構造式:INT(数値)

これは、数値を低い方の整数にする関数です。

ROUNDDOWN関数の0ケタ指定と何が違うのでしょうか?

答えは負の値の時の処理の仕方が異なります。

上記は-4.5という数値をROUNDDOWNとINTで各々処理してみた値です。

ROUNDDOWNは小数点1ケタの5を切り捨て処理して、「-4」という数値を出しています。

それに対し、INTは-4と-5の内、低い方に合わせて「-5」という数値を出しています。

これがこの2種類の関数の違いになります。

書式設定と関数の違い

最後に、方法1と方法2の根本的な違いについて述べたいと思います。

結論から言うと、方法1セルの書式設定は、「表示だけそう見せているもの」であり、方法2の関数は「数値をそう処理しているもの」です。

上記は各々のやり方で処理をした後に、G列で3倍してみたものになります。

ROUND~INTまでの関数と、セルの書式設定で値が全く被らないことが分かるでしょうか。

関数は四捨五入や切り捨て、切り上げ、整数化を行った時点で、数値が「3.333333」→「3」などに変わっています。

一方、セルの書式設定は数値自体は「3.333333」のままで、表示だけ整数部分を見せているだけなのです。

したがって、その後に掛け算など計算をすると、やり方次第で数値の値にズレが生じる結果となります。

きちんと方法の意味を理解し、使い分けるように心がけてください。